第3回公演

2006年3月24日(金)~3月26日(日)

 

<場所>

東京芸術劇場 小ホール2

オリジナル・ミュージカル 『人魚の涙』 全二幕11場

 北半球のどこかかの海の底。海を治める人魚の王の娘・レイラが人魚姫の自分を捨て、人間になろうとしていた。彼女は人間の男・海賊シャークヘッドに恋をしたのであった。レイラの妹のマリーンとチャーミー、世話係のカニのセバスチャンが必死で止めるが、レイラの思いは強く、人魚王族に伝わる宝石「人魚の涙」を使って人間になってしまう。


 それから三年後。かつてレイラに求愛していた深海の大ダコ王・バスラーは、未だにレイラを諦めきれず、意気消沈していた。そこへ、イカ王族の三姉妹・ダイヤ、ルビー、サファイアが、レイラは現在シャークヘッドの船に乗り、ちょうどすぐ近くの海まで来ていることを報告しに来る。実はバスラーの母親は人魚であり、父の大ダコ王と結婚したものの、昔恋をした人間を諦められず、夫と幼いバスラーを置いて人間の元へ去ってしまっていた。しかしその人間は心変わりをし、バスラーの母親ははかなく海の泡と消えていたのだった。レイラをそのような目には合わせてはならないと、バスラーはイカ姫たちに協力させて、レイラ取戻しを画策する。

 

 一方、海の上。海賊船シャークヘッド号はキャプテン・シャークヘッドを頭に、その右腕のダレン・ボイル、トラップ、クレイら海賊達一行で航海中であった。レイラは人魚姫だった頃の記憶をなくし。海賊の女レイラとしてシャークヘッドの傍らにいた。シャークヘッドは、漂流していたところを助けたパステルとパールも仲間に受け入れ、とりわけパールを実の子どものように可愛がっていた。

 

 ある日シャークヘッド号に、イギリス海軍メリークイーン号の軍人達・ジョーダン少将、シアーズ少佐、カーティス少尉、水兵のアンディが海賊を取り締まる為に乗り込んでくる。艦長のジョーダン少将は、三年前に自分の娘と妹が海賊に襲われて行方不明になっており、海賊撲滅に異常な執念を燃やしていた。

 

 海の底では、人魚王が危篤状態となっていた。セバスチャンはひととき人間の姿になれるという海草を探し出し、マリーン、チャーミーと共に人間の姿になって、レイラを探し始める。そしてついにレイラと再会し、レイラも昔の記憶を取り戻して、海賊仲間達に真実を告げる。


 その時、同じように人間の姿になったバスラーは、ジョーダン少将らに嘘の話を吹き込んでいた。

「三年前、シャークヘッド号の海賊達に襲われたことがある」と・・・。

自分の娘と妹を襲ったのもシャークヘッド号だと思いこんだジョーダン少将達は、打倒シャークヘッドを誓う。バスラーはそのどさくさに紛れて、レイラ救出をもくろむ。


 自分の命をかけて恋をする人魚達。

 愛する者を守ろうとする人間達。

 人間に敵対心を燃やす海の生き物達。


誤解が誤解を生んで、それぞれの強い思いが交錯する中、はたして海に平和は訪れるのだろうか・・・・・・?

<CAST>

キャプテン・シャークヘッド

海賊シャークヘッド号の頭

 

みさき 麗

レイラ

人魚王の娘・シャークヘッドの妻

元人魚・現在人間

美雪 梨奈

マリーン

人魚王の娘・レイラの妹

人魚

城月 美優


ダレン・ボイル(シーホーク)

海賊・シャークヘッドの右腕

 

一希 真帆

アーノルド・シアーズ少佐

イギリス海軍少佐

メリークイーン号乗員

紫悠 花緯

マーク・ジョーダン少将

イギリス海軍少将

メリークイーン号艦長

藍雅 凜


ロビン・カーティス少尉

イギリス海軍少尉

メリークイーン号乗員

松希 紘

バスラー

深海の王・王ダコ王の息子

母は人魚

蓮未 彩人

チャーミー

人魚王の娘・レイラとマリーンの妹

人魚

奈那瀬 りか


パステル(ステラ・ジョーダン)

ジョーダンの妹・イギリス人

現在は海賊

羽良 悠里

セバスチャン

人魚姫達の世話係

カニ族

彩夏 碧月

ダイヤ

イカ族・イカ王の娘

 

風馨 唯


トラップ

シャークヘッド号の海賊

 

冬馬 一輝

ルビー

イカ族・イカ王の娘

ダイヤの妹

久姫 なな

クレイ

シャークヘッド号の海賊

 

華波 蒼


サファイア

イカ族・イカ王の娘

ダイヤとルビーの妹

愛明 理羽


アンディ

イギリス軍メリークイーン号の水兵

 

石濱 由花梨

パール

ジョーダンの娘

シャークヘッドが育てた娘

上野 美菜

クック

シャークヘッド号を守る精霊

 

磯野 瑠夏


ラッキー

シャークヘッド号を守る精霊

菊池 美葉夏

ナッツ

シャークヘッド号を守る精霊

菊池 緑

ジュノン

シャークヘッド号を守る精霊

コーテス 美世 シャネル


ネネ

シャークヘッド号を守る精霊

嶋本 朱音

スノー

シャークヘッド号を守る精霊

山口 樹

ヨーク

シャークヘッド号を守る精霊

吉田 衣里


マール

シャークヘッド号を守る精霊

田澤 有里朱


<ステージアルバム>

オリジナルショータイム 『スパークリングカーニバル』 全一幕10場

南の国のカーニバルでは・・・
精霊や神々も人間の姿になり、カーニバルを祝うという習わしがある。

 

カーニバルの前夜祭。

カリブの神は光の精を人間の娘の姿に変え、光の精たちは人々に愛や希望の光をふりまく。

カーニバルの熱気が人々に見せるひとときの夢の物語が、さまざまに繰り広げられ、やがて祭りは終わりを迎える・・・・・・。


全編ラテンの香りただよう、パワーあふれるラテン・ファンタジー。

第1場(A) プロローグ ~前夜祭の朝~

南国のカーニバル。
神々や妖精たちも人間の姿となり、カーニバルを楽しむという慣わしがある。
前夜祭の朝、海の輝きから光の精が目覚め、人間界へ・・・。

第1場(B) プロローグ ~前夜祭~

前夜祭がいよいよ始まった!
男達の威勢の良いダンス、光の娘達の華やかなダンス、そして全員の総踊りへと、祭りは盛り上がってゆく。

第2場 ラテン・ブラザーズ

せっかくのカーニバルだというのにお相手のいない青年たちに、カリブの神が催眠術をかける。
催眠にかかって自分達をモテる男だと思いこんだ二人は、いざ客席へ!!

第3場 灼熱のクラブ ~タンゴ~

華やかなカーニバルが行われる一方、街の裏通りでは相変わらずひっそりと沈んだ闇が支配していた。
男達はすさんだ心の救いを求め、クラブの中へ・・・。
そこで男達は昔の恋人の幻に出逢う。
祭りの夜だけが見せる幻影。
男達の心に、再び明るい光が差し込む。

第4場 ドリーミング・ラヴァー ~マンボ~

カーニバルの夜に、素敵なパートナーを夢みる光の精の女の子。
理想の人を思い描いたら・・・
現れたのは何故か二人!?

第5場 Siboney

カーニバルの最中、光の精が海の精たちと楽しんで踊っていると、月の化身も人間の姿とない降りてきた。
一目で恋に落ちる二人。
しかし太陽神に仕える光の精と、夜に生きる月の化身とでは住む世界があまりに違う。
束の間のひとときを、二人は切なく激しく踊るのであった。

第6場 Dolphin Fantasy

人間達が祭りで楽しんでいる中、波打ち際では一頭のイルカが傷ついて瀕死の状態であった。
そこへ光の精の少女がやって来て、傷ついたイルカに気づく。
少女が光を投げかけると、イルカは見る間に回復する。
祭りの夜の奇跡。
再び元気に泳げるようになったイルカは、仲間のイルカ達と共に、少女と楽しく踊り続ける。

第7場 カリビアン・クール

祭りの夜も更け、夜の闇が一層濃くなってゆく中、男達が裏街に集まって来る。
華やかなカーニバルのもう一つの顔が、展開される。

第8場 カルナバル幻想

カーニバルも終わりを告げようとしている。
朝になれば消えて無くなるはかない出会い・・・。
男達と光の精は、残りわずかの時間を惜しんで最後のひとときを踊る。

第9場 トロピカル・ドリーム

祭りが明けた朝。
素敵な大人の恋にあこがれる少年が街を歩くと、たくさんの女の子達が恋のお相手に立候補!
猛アタックに少年はタジタジ。
ああ、早く大人になって素敵な恋をしたいな!!

第10場 フィナーレ

『人魚の涙』の扮装で、キャスト全員が登場。

クラーナ・ソングの『たのしいひととき』を歌って、皆様にご挨拶します。

<STAFF>

<脚本>
  涌井 充子

 

<ショー構成・衣裳>
  樫本 三香

 

 

 

<照明>
  今泉 柳隆(フラットステージ)

 

<音響>
  長柄 篤弘(ステージオフィス)
  笠井 玲子

 

<宣伝美術>
  宮島 美紀

 

<企画・制作>
  劇団クラーナ・ジュネス

<演出>
  高橋 亜湖

 

<振付>
  秋山 眞理子
  斉藤 恵
  戸谷 恵里子  他

 

<照明操作>
  フラットステージ

 

<舞台監督・美術>
  南 雅之(セントラルサービス)

 

 

<協力>
  ふしぎ屋隊